口呼吸から鼻呼吸へ

近年、食生活の変化により食物が柔らかくなってきて、そのため噛む回数が減ってきています。

子どもたちのアゴはどんどん小さくなってきて、歯が並ばない子供たちが増えてきています。

矯正医は「歯が生えそろってから抜歯して矯正しましょう」と言うことがほとんどだと思います。

私もこの矯正を学ぶ前はそう言っていました。

しかし、「そういった歯並びの悪い子供たちのほとんどが上あごの発育が足りていなく、それにより鼻呼吸ができずに体のあちこちにひずみが出ている」と恩師である、鹿児島の黒江先生に教わりました。

顎顔面矯正は顎骨の正常な発育を引き出し、永久歯がキレイに並ぶためのスペースを確保することにより、正しく歯が並ぶというものです。

鼻で呼吸ができることで、口呼吸による体の異常を治し、良質な睡眠ができることで不自由のない日常生活を送ることができる。

この矯正は発育期の子供たちの豊かな人生に歯科医師として貢献できる矯正治療だと確信しております。

お子様の成長は待っていてくれません。

質の高い呼吸、質の高い睡眠、丈夫な身体、きれいな歯並びこれらをかけがえのない財産として、一人でも多くのお子様に持たせてあげたいと願っています。